秘密の同居
かおるの言葉に、プレッシャーかけないでよ…と呟いた。
午後の種目に出るあたしは、さっそく入場口にスタンバイした。
あたしが出るのは200m競争。
結構な距離だが、皆もそれは同じ。
気合いを入れて自分の番を待っていると、視線の先に大好きな人の姿を見つけた。
偉そうに足を組んじゃいながら椅子に座ってこちらを見据える夏木君。
ドキッと高鳴る鼓動。
この場所には二人しかいない様な感覚…。
夏木君しか目に入らない。
夏木君、見ててね。
あたし頑張るから、今日帰ったら何もなかった様な顔して、凄いじゃんって笑ってね。