秘密の同居



「まぁでも良かったじゃん。
結構すがすがしい奴で。
つーか木村ってメガネのオタクかと思ってたけど全然違ったんだな。」


『うん…。
はぁ~あ~。
好きな人に好きになってもらうのってどんな気分なんだろ?
夏木君はいいなぁ。』


あたしも近くの椅子に座って足をブラブラさせながら言うと、夏木君が答えた。


「お前なら好きな奴出来てちゃんと頑張れば大丈夫じゃねぇの。」


思わぬ発言に夏木君を凝視した。
え?今の夏木君の言葉?
もしかして褒められた?
夏木君が!?


顔に思っている事が思い切り書いてあった様で夏木君は照れた顔であたしにデコピンをしてきた。


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