秘密の★オトナのお勉強①



実の弟にこんな事を打ち明けるのはどうかとも思うけど。


それでも、あたしは異常なほどの貞永の変わり様を、誰かに聞いて欲しかったんだ。




「ねぇ猛!何があたしの周りで起こってるのよー!」




悲痛なまでのあたしの叫び。


窓を閉め切ってなかったら、絶対近所迷惑よね。

いや、閉め切ってても近所迷惑か。


あたしがそんなくだらない事を考えていると、ケータイ越しに猛のため息が聞こえてきた。




「…だから家の電話じゃなくて、わざわざ俺のケータイに掛けてきたのか…」



「そうそう!猛的には今の状況、どう思う?」




そんなあたしの問い掛けに、数秒の沈黙を作った猛は…




「姉ちゃん、鈍いね」




そう冷たく、言い残した。




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