秘密の★オトナのお勉強①



話を戻して、ふと思った疑問を投げかけてみる。


何も反応しないあたしに、佐田さんは大きなため息をついていた。




「アンタね…今の話を聞いて何も気が付かなかったの?」



「気が…付くとは…?」




えへへ…とごまかすように笑うあたしの頬を、佐田さんはガッチリと掴む。


そして、手加減ナシにぐいぐいと引っ張った。




「い…いひゃーいっ…!」



「アンタがバカすぎる罰よ!」




佐田さんは一向にあたしの頬を離す気はないらしく、強い力で掴んだまま話し出した。




「だから!裏のアタシが出なくなったって事は…好きじゃなくなったのよ!光輝くんの事が!!」



「…へ?」




思わず心の声が口に出てしまう。


放心状態のあたしを、佐田さんは冷たく扱う。




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