恋☆STORM

2 Taxi



柏木「 マジでもう帰ろうよ。
    明日は朝イチから
    会場でリハだぜ?」



順君の一言で、
am3:00まで続いた
長い長いアルコールNightはお開きに。
    

こうゆう時、
【しっかり者発言】で〆てくれるのは
いつも順君。


私は つくづく
…順君がリーダーだったら
      良かったのにね…って思う。


思いながら、
隣にいる青ちゃんを見て
つい笑っちゃうんだ。

…なんで このヒトが リーダー?… って。






由香がバイトしてるJack Hall Cafeから
メンバーが住んでいるマンションまでは
地下鉄に乗って40分。


デビューして間もない頃は、
よく皆で電車に乗って帰った。


でも、
最近は、
Cafeを出るとすぐにTaxiを捕まえる。



私「また、Taxi?」


亮「出た! 
  電車派!
  何でそんなにTaxi嫌いなわけ?
  電車より楽だろ?
  それに、はい、
  ヨーコちゃん、今何時?」


私「夜中の3時です。」


亮「地下鉄走ってますか?」


私「No・・・」


亮「はい、決まり。 
  Taxiで!!」










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