ユアの真実〜隠された心〜

―甦り




―――――
―――――――


翌朝。

喉が渇いて、目が覚めた私は、コンビニにオレンジジュースを買いに出かけた。


冬の朝方は、都会とは思えないくらい空気が澄んでいた。


スウェットに、スッピンのためサングラスでカバー。
いま、ここで身内に会っても気付かれることはないだろう。



コンビニでオレンジジュースとおにぎりを2つ買い、外に出たときに後ろから声をかけられた。



「ユアちゃん?」


「……圭冶さん!?」

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