ユアの真実〜隠された心〜


「一応妻子持ちだからさ、帰らなきゃ怒られちゃう」


へぇ…子供いたんだ。
カウンターを拭きながらうつむいた。


「ねぇ、今日私の家に来ない?」



「えぇ~?
言っただろ?おれ妻子持ちだか……」




ポロポロと、何かが頬を伝ってくる。
暖かいなにかが……。




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