甘い彼氏とX'mas〜Sweet続編〜
「アンタが言うと冗談に聞こえないんだよ。」
「ハハッ。振られた女に興味なんかねぇよ。俺これからデートだしな。じゃあな。」
それだけ言ったらバイクに跨がりけたたましいエンジン音を鳴らしながら行ってしまった
先輩デートって
彼女出来たんだ……
何となくあの先輩と付き合う人がどんな人か気になってしまったワタシは
バイクが走っていった方向をボンヤリ見ていた
「萌音、生徒会長が気になるの??」
「えっ!!違うよ!!」
我に返り昴君を見たら
唇を尖らせて拗ねてた
「ごめん、違うの!!ただあの俺様な先輩と付き合う人って、って思っただけで…」
「ふーん……」
うぅ…完全にご機嫌ななめになってる
せっかくのX'masだし早く仲直りしたくて
昴君の袖をチョンって引っ張った
「本当にごめんね…でもワタシの好きな人は昴君だけだよ…」
本当だよ。
黙って反応を伺ってると
いきなり屈んだ昴君に
−チュッ!!!
って唇にキスされた