ゴメス〜神の力編〜

力と能力



生まれもって、ゴメスだった俺、秋山に無属性だとか言われてもピンと来ない、それに、ゴメスが何なのかすら知らない、神もとい異世界の俺から授かった得体の知れない能力、それ以前に、ごく普通のこの世界で、この日本で、瞬間移動だとか召喚師とか絶対無いと思っていた、夢ですんでいたことだから、召喚とか瞬間移動とかそれに、秋山と越後の力も知らないのだし………


あれから一週間がたった――

「先生、提案」

「どうした堂汐?」

「合宿いかねぇか?」

「合宿だぁ?何のために?」

「何のためって………、そんなの決まってんじゃねぇですか?来たるべき戦闘に備えてですよ!」

「来たるべき戦闘って……よく堂々と言えたな……まっ、でもしかし、合宿か……よし、校長に頼んでみらぁ!」

「流石!!」



校長室―――――――

「で」

「で?」

「で?―じゃねえよだから合宿行くッつってんの」

「でもねぇ……」

「よし、ならば聞いてやろうなにがダメだ?」
      ・・・
「流石に……一ヵ月ってのは……ねぇ?」

「いや、合宿ってそんなもんだろ?」


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