POP☆BEAT
「……おいしい」

「ははっ……、機嫌直るの早いなあ」



心臓が、キュッと締まる様な感覚。
歩夢の笑顔が、あたしの心に入り込んだ。
太陽みたいで、それでも子どものような
あどけなさの残る、そんな笑顔。


どこか、懐かしかった。



それから黙々と箸をすすめる歩夢に時々
視線を向けながら、ハンバーグを食べ終えた。


その後、他愛もない話をしていると
ふと歩夢が呟いた。


「優梨って何中なの?」

「え? ……城南中学校だけど」


城の南にあるから……城南。
妙に、私立みたいなその名前はあまり
嫌いではなかった。


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