プラチナの誘惑
「あ…消えそう…」
哲人くんの右手をそっと持ち上げて、手首の内側に唇を寄せると
え?
軽いちゅっという音をたててキス。
「よし。大好きの印完成」
ベッドに戻された哲人くんの手首には、逢坂さんに付けられたキスマークが浮き上がっている。
それほど大きくはないけれど、しっかり見ればそれが何かはちゃんとわかるぐらいには…くっきり。
親子の光景にしては珍しい逢坂さんの行動に、ただぼんやりと戸惑っていると。
「…あ。ごめんね。
息子にキスマークつける母親なんて見た事ないよね」
肩をすくめて謝る逢坂さんに首をふってみるけど。
やっぱりキスマークつけてたんだ…。
「私も仕事忙しいし、柊ちゃんも家を空ける事多いから、寂しくないように。
父さんと母さんは哲人の
事大好きっていう印なの。
寂しくなったら手を見て勇気を出せるようにね」
哲人くんの右手をそっと持ち上げて、手首の内側に唇を寄せると
え?
軽いちゅっという音をたててキス。
「よし。大好きの印完成」
ベッドに戻された哲人くんの手首には、逢坂さんに付けられたキスマークが浮き上がっている。
それほど大きくはないけれど、しっかり見ればそれが何かはちゃんとわかるぐらいには…くっきり。
親子の光景にしては珍しい逢坂さんの行動に、ただぼんやりと戸惑っていると。
「…あ。ごめんね。
息子にキスマークつける母親なんて見た事ないよね」
肩をすくめて謝る逢坂さんに首をふってみるけど。
やっぱりキスマークつけてたんだ…。
「私も仕事忙しいし、柊ちゃんも家を空ける事多いから、寂しくないように。
父さんと母さんは哲人の
事大好きっていう印なの。
寂しくなったら手を見て勇気を出せるようにね」