涼×蘭
柔らかいために軋む事のあまり無いベッドに雛を起こさないようにゆっくりと腰掛ける。

俺の隣で眠る雛。

緩やかにカールする腰までの茶髪に人形のような睫毛、白い肌に百合ほどではないが長い手足。

と、雛を見つめること数十秒。俺もそろそろ寝たいのだが……。

「……寝れねぇよ」

小さな声でそう呟く。こんなにも一緒に寝ることを意識してしまうのは俺が健全な男子高校生だからと信じたい。

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