風が吹く中で
「遥」


少し低い声が私を呼ぶ


「遥…」


耳元で囁かれ抱きしめられている


私も腕を背中に回した


「翔さん…」


「会いたかった」


軽く触れた唇に頬を赤らめると、翔さんは頭を撫でながら見つめる


私は一つ気になった事を聞いた
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