先生のビー玉
それからあっちやこっちにドライブをし、夕方には貴子の家に送り届けた。

「楽しかった?」

二人を前に貴子が言う。

「そんなこと教えるわけないだろうが。
じゃ、きをつけて帰れよ」

佳奈に言う彼。
頷くと、彼は去っていった。
それから貴子の質問攻めにあい…

結局帰ったのは、夕食も出来上がった7時も過ぎていた頃だった。

それからは、ほとんどがメールと電話のやり取りだけ。
あの二日があまりにも濃かった為、なんとなく物足りなさを感じていたが…

このペンダントを見るたびに心がほっかりとするのだった。

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