先生のビー玉
ちょうどその時池田が大量の印刷物を持って準備室に入ってきた。

「安藤、お前は帰れよ~
今からここで作業はじめるから」

とドサッと資料を机に置いた。

「戸田、30部づつあるから、これをさっきの資料と同じ順番で綴じるからよろしくな」

と順に並べながら説明が始まった。

「私も手伝う」

とガンとして主張する彼女。
だが…

「いや、これは戸田一人でできる作業だし、極秘資料だから」

と池田。

「私がダメで佳奈はいいんですか?」

絵里が食いつく。が…

「これも研修の一つだ」

池田が言うと、田村が席を立った。
そして…
ドアを開けると、

「ほら、作業が進まん」

出て行けと言わんばかりに田村が行動に出た。

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