先生のビー玉
購買部でパンなどを買い込み図書室へ向かう佳奈。

中では、大きなあくびをしている貴子がいた。

「酸素、うすくなったし」

佳奈がとなりに座る。

「わっ、お昼!」

「どこで食べる?」

「中庭行こう」

二人で中庭へ行き、下級生に混じって昼食を取る。

「どう?研修」

貴子が聞いてくる。

「先輩はいい人たちばっかり。
私はまだファイリングとかそういうのだよ」

「大変そう」

「頑張らなきゃ」

「田村と結婚すりゃ、仕事しなくてもいいのに」

「な、何言ってんのっ?」

「だってそうじゃ~んっ」

笑ってパンをほおばる貴子。
貴子の爆弾発言にただただ驚く佳奈だった。
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