先生のビー玉
貴子と話しながら一番後方を歩いていると…

「佳奈ちゃんっ」

肩を叩かれた。

「わっ」

驚いた佳奈、振り向いて孝司だと分かるとまた驚いた。

「またあんた?」

貴子が言うと、

「これ、俺の携帯番号とメルアド。
連絡くれないかな?」

と自分で作ったのだろう…1枚のカードを無理やり持たされた。

「えっ?でも…」

佳奈が言うと、

「お願いっ」

孝司も引かない。
すると…佳奈の前をあの巨体が遮った。

「うちの生徒にそういうことはしないでくれるかな?

「っ…」

その勢いに圧倒されてる孝司。
彼が佳奈を見る。
カードを指さす。
それを渡す佳奈。
そして…

「こういうものは、無理やり渡すものじゃないと思う」

そう言い、そのカードを孝司に渡す。
パッと取り上げるとその場を走り去った。
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