ツンデレ彼氏サマ
なんだよ、って何よ。
付き合ってやってるのに、何よ。
全部、私の都合に合わせてたみたいな言い方…。
「…あんまりだよ」
私だけが、悪いんですか?
「…………ごめん、今のは言い過ぎた」
いつの間にか溢れ出した涙をゴシゴシ擦ってると、ちょっと弱々しく宙くんの声が聞こえた。
でも、宙くんは私をそういう風に見てたってことでしょ?
私は付き合ってもらってただけなんだ。
一人舞い上がって、浮かれて。一緒に下校してみたりお昼食べたり。
何か、もう…馬鹿馬鹿しいや。
「紗耶香…」
「……うん、もう分かった」
きっと涙でぐしゃぐしゃな顔を上げて宙くんと向き合う。
私、上手に笑えてるかな?
宙くんに気づかれてない?
もう宙くんの気持ちは分かったから、
「宙"せんぱい"」
「…………」
「…今まで、5ヶ月の間だったけどありがとうございました」
バイバイだね。