ツンデレ彼氏サマ


そこから沈黙。


ただ聞こえるのは鳥の泣き声とか風が吹く音だけだった。




「……………はぁ…」


しばらくして宙くんが口を開いたと思ったら、深い溜め息。



………なんだ…?

私は一体この短時間で何をしたっけ!?


あ!

嘘ついたのがいけなかった!?


遊ぶだけなのに話を盛りすぎたから怒ってるの!?



「ごめんなさい!!」

「は?」

「嘘ついてごめんね!?だから宙くん怒ってるんでしょ!?」


とりあえず謝った。


頭を勢いよく下げたら逆に勢いよく顔を持ち上げられた。


何…っ!!


「紗耶香は馬鹿なのかよくわからない」

「……馬鹿は酷いです」

「どうして唐突に突っ走るかな?教室戻りたくないんだけど」


ほっぺをブヨブヨと両サイドに引っ張られて、痛い。

しかも、抓られた所から伝わる宙くんの怒り。


…ごめんなさいとしか言いようがない。
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