ツンデレ彼氏サマ
私たちは手を繋いで教室までの道程をゆっくり歩いた。
肩を並べて互いに歩幅を合わせて。
時に気持ちが擦れ違ってしまっても、こうやって隣を歩けるように
何度でも仲直りをして楽しく過ごしていけるといいね。
「くっつくな、馬鹿」
「どうして?恥ずかしい?」
「……………」
「ね、くっついちゃ駄目?」
私の彼氏。
一個上の宙くん。
とてもツンツンしてます。
でもね、そこが好きなの。
「……家着いたら、いくらでもくっつけば良いだろ」
眉を寄せて怒ってるようにも見えるけど、照れた顔をしてるだけでしょ?
誰もいない廊下で見つめ合った。
近づいてきた宙くんの影が重なったのを合図に私を目を閉じた。
「好きだよ」
最後にはチョコレートよりも、甘い甘いキスをくれる彼に今日も夢中です。
*END*
