ひとり<ふたり
髪に気を取られ過ぎたらしい…。



「リンはやっぱり髪?」

「あとネクタイ緩いとか、だらし無いとか~」

「「あっ…」」



紅と行った進路指導室にはマキと叶と白が正座してた。



バンド愛好会ばっかりじゃん…。



「安西、言い訳はあるか?」

「だからペンキだってば」

「却下」



言い訳…。



するの?



「香山、髪長すぎる」

「貧乏で切りにいけないんです…」

「じゃあ俺が後でボーズにしてやるからな」

「え゙っ!?」



ウソだよな!?



もし本気だったら学校やめよう…。



「新城マキ、言い訳してみろ」

「ねぇよんなもん。どうも、すいませんでした」

「素直だな」

「直せばいいんだろ?」



男らしいぞマキ!!



さすがお兄ちゃんにしたい男No.1!!



「藤 叶、お前は外人か?金髪はさすがになぁ?」

「クオーターです…」

「そうか。家に確認の電話入れてもいいんだな?」

「ウソ!!ごめんなさい…」



みんな不真面目…。



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