ひとり<ふたり
なにかに打ち込むってことが今までそんなになかった。



適当に勉強して、適当に好きなことをやって来た。



だからお母さんは今嬉しいみたい。



「リンチャンのおかげね、紅が真剣になったのは」

「そうかな…」

「リンチャンは今の自分がいるのは紅のおかげだって言ってるけどね?」



お母さんにそんなこと言うんだ…。



照れるし…。



でも嬉しくて眠気が少し吹き飛んじゃったかも…。



「人生、後悔しないようにね?」

「うん。ありがとうお母さん」



さてと、あたしがリンを起こしに行きますか。



そっと開けたリンの部屋。



キラをお腹の上に乗せて寝てる…。



本当に仲良しな二匹だ…。



「リン、朝だよ」

「ん~…起きる…」



ピカピカ光る携帯を開いたリンの微妙な顔…。



メール?



「ヒメだ…」

「はぁ!?なんで番号知ってんの!?」

「ずっと変えてないから…かな?」

「アドレスも?」

「うん、返さないから平気っス…。んんん~!!おはよう紅タン!!」



このハグはごまかし?



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