虹の世界
「またね。」


初めて訪ねた彼女のアパート。二階建てのわりと新しいアパート。二階の一番奥の部屋。
俺のマンションと、歩いて15分位の場所。


「明日、朝は大丈夫?」


「私は大丈夫。瞭くんは?」


「大丈夫。」


「うん。じゃあ、おやすみなさい。」


階段の下で手を振った。


「おやすみなさい。」


階段を駆け上がる姿を見送った。









俺たちの赤い糸は、真っ直ぐに繋がっている。

そう、信じていた。









信じていた。




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