おにぎり丼。
あれから2年。


時が経つのは早いものだ。

二郎が死んで、ヨッチーが自殺して、臭いママが死んで、エリコが死んで、ヒトシが失踪した。


事件は多くの謎を残したまま、幕を閉じた……

と、思っていたが、

幕はまだ下りていなかった。


私の前に、再びヒトシが現われたのだ。



ポストに届いた一通のハガキ。

ヒトシからのものだった。

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四月一日 七時 大観覧車前で待っている



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控えめに『ひ』と書いてあるが、あきらかにひとしからのものだった。

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