僕らの時間〈2〉
窓の外から
紫煙が立ち込める中に人がいる。

きっと村上さんです。

近くに安岐さんがいるのかと周りを見渡した。
けれど、安岐さんらしき人は見当たらなかった。

堂々と吸っている村上さんは地面に押し付けて灰皿ポケットの中に入れた。

近付きにくいその雰囲気。
少し恐い気もします。

「何してんの?」

「へ!?」





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