僕らの時間〈2〉
君のいない時間
「うわっ!珍しい組み合わせ!」
俺と安岐を指を指して廊下を響かせる声を発したのは安達だった。

「相変わらずうっさいなぁ」

「まだ一言しか言ってねぇだろ」

安岐と安達は仲悪いというか
よく揉めるなぁ。

「で、何してんの?」

「あぁ…。
安岐が高原に用事があったみたいやねんけど…」

「たかちゃん停学くらったんだって」





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