僕らの時間〈2〉
夢か現実か
「五十嵐、遅刻しますよー」

ベッドに目をやると芋虫のように丸まってるのがある。

朝弱いから起こすのも一苦労。

何も反応しない芋虫に近づき揺さぶった。

「五十嵐さーん。
ご飯が冷めますー」

一瞬、呻き声が微かに聞こえ

「大ちゃんのおはようキッスで起きる」





< 5 / 98 >

この作品をシェア

pagetop