くちづけのその後で
「よろしければ、ベビーカーの無料レンタルもしておりますが、いかがですか?」


インフォメーションを出ようとすると、海斗を見た係員が笑顔で訊いてくれた。


「あ、えっと……」


一瞬だけ迷ったけど、海斗が広い園内を歩くのは無理な気がして…


「じゃあ、貸して下さい」


ベビーカーを借りる事にして、笑顔で返事をした。


「かしこまりました」


「いらんやろ?」


係員が笑みを浮かべて頷いた直後、西本君が間髪を入れずに言った。


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