くちづけのその後で
3分…。


5分…。


西本君が海斗を探しに行ってくれてから、何度も携帯で時間を確認していた。


抱え切れなくなった不安のせいで、少しでも気を許すと涙が溢れ出してしまいそうになる。


涙を堪える為に唇を噛み締めながら、二人が戻って来るのを待っていた。


だけど、時間が経つに連れて不安は募るばかり。


海斗……


早く戻って来て……


あたしは居ても立ってもいられなくて、出来るだけベンチから離れないようにしながら海斗を探していた。


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