くちづけのその後で
それから自分の体も拭いて、バスルームから出た。


ユニットバスには、服を置いておくスペースが無い。


だから、あたしはいつもバスタオルを巻いて洋室に行き、そこで海斗と一緒に着替える。


「海斗、待ちなさい!」


「いやぁ!」


「アカンってば!早く服着ないと、風邪引くやん!」


「いや〜!」


裸で動き回る海斗を捕まえて、何とか服を着せた。


そして少しだけ開(ハダ)けたバスタオルを巻き直し、自分の服を選びながら自然と笑顔が零れていた。


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