くちづけのその後で
「でも、誕生日の前日には言うつもり……」


「えっ!?」


亜由美は、この言葉にも驚いたみたい。


再び大声を上げた彼女が、すぐに周囲の視線を気にした。


そして、亜由美は控えめに口を開いた。


「朱莉、大丈夫……?ちゃんと言えそう?無理なら今じゃなくても……」


「そりゃ、不安やけど……。誕生日を過ぎたら、また先延ばしにしちゃいそうやし……。だから……22歳になる前にちゃんと言おうと思って……」


あたしは、正直な気持ちを告げた。


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