くちづけのその後で
その頃、亜由美はまだ車を持っていなかったから、あたしは彼女と一緒にタクシーで病院に向かった。


祝日でたまたま休みだった亜由美は、あたしにずっと付き添ってくれて…


昼前には、施設のママも病院に駆け付けてくれた。


陣痛が始まってしばらくすると、予想以上の痛みに自然と涙が溢れて来たけど…


歯を食い縛って、ただひたすら痛みに耐え続けた。


病院に着いてから数時間後、やっと分娩室に入った。


そして…


長時間の陣痛と格闘の末、待望の赤ちゃんを出産した。


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