くちづけのその後で
昼食を済ませてから、海斗と家を出た。


「はやとくんはぁ?」


「これから会えるよ。近くまで迎えに来てくれるから、そこまで歩こ」


「うん♪」


海斗は満面の笑みで頷いて、あたしを見た。


「じゃ、お手々繋ごっか♪」


「はーい♪」


あたしが手を差し出すと、海斗は笑顔で握った。


「ママ!それ、なに?」


「ん?お土産、かな?」


あたしは緊張で引き攣りそうな顔で答えた後、海斗が指差した紙袋に視線を遣った。


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