くちづけのその後で
颯斗の家に一度お邪魔してから、あたしと海斗は何度か遊びに行かせて貰っていた。


颯斗の両親は気さくな人で、あたしは会う度に二人の事を好きになっていった。


たぶん、海斗もあたしと同じ気持ちだと思う。


颯斗の両親は、海斗の事を自分達の孫同然に可愛がってくれていて、その事も本当に嬉しかった。


家族公認の仲……


そう思える事がすごく心強くて、どんなに寂しくても我慢出来るようになって…


これからの為に、もっと頑張りたいと思うようになったんだ。


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