恋〜彼と彼女の恋愛事情〜


「・・・言って?俺ちゃんと受け止めるから・・・」

あ、暁・・・わかってくれてるの?

私が言えなくなってること。

もう・・・・優しすぎ・・・。

「ん?・・・怖くないから。・・・頑張れ」

暁。

暁。

好き。

凄く好きなの。

伝えたい。

自分の気持ち。

自分の言葉で。

暁に・・・


「暁が・・・す・・き」

口に出した途端に、涙がボロボロとこぼれて。

なんでこんなに涙がでるんだろうって思うくらい、止まらなくて。

胸がいっぱいで・・・張り裂けそうで・・・。

「うん」

「暁が・・すきぃ〜」

伝えたかった、思い。

言うことが出来て、よかった。

暁ありがとう。

本当にありがとう。

そう思ってる私に

「純、ありがとな。怖かったよな」

と、抱き締めてくれる。

本当に・・・この人はどこまで優しいの?

なんでこんなに温かいの?

暁を・・・・・好きになって良かった。

「純の口から聞きたかった」

「私も。・・言いた・・かっ・・た」


そっと顔を上げると暁が微笑んでくれていて。

すごく幸せで・・・。

ゆっくり近づいてくる暁の顔・・・優しくキスをしてくれた。

心が満たされていくのがわかる。


暁。

大好き。

ありがとう。
















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