彼は彼女にしか笑わない[短編]
仲良くなりはじめ

帰り道

玲矢は相変らず笑わないけど、
私と玲矢はあれから少し仲良くなったと思う。

このまま少しずつ仲良くなれればいいな。

-放課後-
あ!玲矢発見!!

トントンッ
私が玲矢の肩を叩いたときだった。

バッ!!!???
「え?..あ!未來?」

また元カノと間違えたんだ......
「何?」

「あの..一緒に帰らない??」

玲矢はどこか遠くを見つめているようなかんじだった。

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 玲矢はまだ元カノを引きずってる。

休み時間や放課後外を眺めてるし、私と元カノをよく間違えてる。

きっと玲矢はそれくらい元カノが好きなんだと思う。
そしてそんな玲矢をもっと好きでいる私がいる......

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「やっぱ迷惑だよね?ごめんね!!」
そう言って私は帰ろうとした。

「いいよ。」

「え?」
「一緒に帰るんだろ?」

帰ってくれるんだ。

「うん!!」
私は嬉しくて玲矢に笑顔を向けた。

そして校門を一緒にでた...。

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