王子嫌いなお姫サマ☆
仕方ないなぁ―…
どうせ昨日見たのにな……
「ん。」
俺は雫が着替える間、雫と逆の方を見ていた
それから雫の作った朝食を食べた
「つ―か雫、大丈夫なのか?」
「何が?」
「何がって。俺ん家に泊まっちゃって親に連絡してないだろ?」
今さらだけど。
さすがに無断外泊は親も心配するだろうし……
「大丈夫、大丈夫。だってあたしの両親、海外で働いてるから。」
「へ?海外?」
「うん。」
初めて聞いたんだけど。
「そっか……。」
じゃあ、今はお兄さんと2人なんだ。
「でも、せめてお兄さんには連絡すれば?昨日帰らなかったわけだし。」
「あぁ―それも必要ないよ。」
パンを手でちぎりながら、そう呟いた
「なんで?」
確か、黒田がシスコンって言ってたよな?
だったら心配するんじゃ……
イヤ、確実に心配するだろう……
俺も雫の兄だったら、きっとシスコンになってただろうし……
こんな可愛い妹いたら、心配でたまらない。