ブランケット
零したスープも野菜も全部ゴミ箱に捨てた。
最悪な誕生日。
芸能週刊誌もビリビリに引き裂いてやろうかと考えたけど、止めておこう。
私は朝貴の家を出て、病院に向かう。
水に晒したは良いけど広面積で、ちょっと大変かもしれないと思った。
「…あ、もしもし。」
仕事中には絶対に電話をかけないからか、
『何かあったか?』
少し焦るような声が聞こえる。
「ちょっと病院行ってくるね。あと、もう朝貴の家には行かないから。」
『…なんだよ急に。』
「ごめん、忙しいのに。じゃあそれだけ。」