野獣狂想曲
残された神崎さんと私。何か話した方がいいのだろうけど、いきなり憧れの人を前にして何も言葉が出てこない。

「陽菜ちゃん」

「はい!」

「蓮は見た目はあんなだし、態度や言葉遣いも悪いけど、悪いやつじゃないから。嫌いにならないでやって」

「大丈夫です。月島さんが優しい人だって、ちゃんとわかってますから」

私が泣き止むまで背中を撫でていてくれた手の温もりを、時折見せる微笑みを
私はもう知っている。

「私、月島のためにピアノを弾きたい」

< 31 / 31 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

Precious days

総文字数/2,042

恋愛(その他)6ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
高校生活最後の一年。 私達にとって かけがえのない日々。
アイズ

総文字数/5,307

ファンタジー10ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私の瞳には普通じゃないモノが映る。 アイズ ―eyes― 大きな代償と引き換えに 私は彼と契約した。
Sparkly days

総文字数/7,521

恋愛(その他)15ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
幼馴染み5人組 リク♀ タカ♂ サユリ♀ マサキ♂ ユウキ♀ 各々の恋の物語 2008/5/6~

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop