俺様彼氏と甘い日々。
でも隼人が作ってるものがまったくわからない。
これはなにを作ってるの?
「隼人なに作ってんの?」
あたしは隼人が切ってる食材を見ながら言った。
『あ?パエリアだろーが』
パエリア・・・。レベル高いよ!!
隼人は包丁から視線をずらしあたしを見るとフッと笑った。
『なに?手伝いたいわけ?』
顎をクイッと持ち上げながら言う。
あたしは顔が赤らむのがわかった。
体温熱い。
「そ、そそうでしゅけど?」
噛んだ!!!!
隼人はクスクス笑ったあと包丁を握り直した。
『じゃあ皿とか適当に出せ。そんぐらいできんだろ。』
隼人はそういいながらイカを切り始めた。
あたしはうんと返事をして真っ白の食器棚に近寄る。