神様の悪戯


座ったまま、小さく頭を下げる薫さんは確かに母の顔をしてた。

「いえ、雨、朝から止まないし仕方ないですよ。…気にしないで下さい」

答えならが頭ん中でまったく違う事を考えてた。



父が紡いだ言葉で、兄弟になる人の性別がハッキリした。



変な勘で男だと思ってたけど、これで確定。

後は…年上か、年下か分かれば良いのに2人の話題は流行りの映画に移ってしまった。



男かぁ…
少なくとも小さい子じゃない事は確かだな…
用事があって、別々に…って事は年上?
まさか同じ年?

ぅぅぅ〜ん…

どっちにしても男かぁ…



今更、現実に目を背けるわけにはいかない。

目の前の父と薫さんは、お世辞抜きにお似合いだ。



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