君じゃなきゃ意味が無い
過去に一度だけ見た事ある…あれは高校生の時…当時、付き合ってた人が居るのに、私が二人の男性と浮気をした…軽い女に成り下がった。
その時は凄く怒られた。怒られた事にムカついたりもした…だけど、悪い事は悪いって、怒ってくれたのは裕亮だけだった。それが私の事を思って、怒ってくれたんだと後で知ったのだ。
怖かったけど、凄く嬉しくて…今でも覚えてる。

今でも、私の事を思って怒ってくれるの?

『私…産んでも…良いの?』

『当たり前だろ?……時期をみて、プロポーズしようと考えてたんだ……順番が逆になったけど…弥恵…俺と…結婚して下さい。』

苦しみの涙が、嬉しさの涙に変わり、ポロポロと零れ落ちる。コクコクと何度も頷き、裕亮に抱き付いた。
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