幸福はきっとあなたのもの


想いを告げた俺を

驚きに目を見開いて、咲雪は顔を上げた。




けれど、すぐに
手元にある花束に目線は移り、

その中から咲雪は一本の花を取り出した。



それは綺麗な花。

おしとやかでひっそりとした華やかさを
持った花だった。








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