ブライト・ストーン~青き守りの石~【カラー挿絵あり】

「真希? 真希!?」


茜は跪くと、真希を抱き起こした。


その顔色は青いのを通り越して白かったが、いつもの真希の顔に戻っていた。


だが、生気という物が感じられない。


ゾクリ――。


茜の背筋を、冷たい物が走った。


そ……んな。


「真希? 真希!?」


必死に、動かない真希の体を揺さぶる。


「真希、起きて! 起きてよ!」


ピシャピシャと頬をたたいてみるが、何の反応も示さない。


こんなの嫌だ。


ダメだよ。


ガラリ――と戸の開く音に、茜はギクリと振り返った。


「た、橘くん!」


入り口に呆然と佇んでいるのは、真希の彼氏の橘信司だった。


その顔色は、真希に負けず劣らず蒼白になっている。


「なん……だよ、これ?」


震える声は、彼が恐怖に支配されていることを如実に表していた。


彼は、見ていたのだ。


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