王様彼氏とペットな彼女!?~Heart Breaker~
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出店で買ってきた物をペロリと平らげてマッタリとした時間を過ごしていると、小野君の携帯が鳴りだした。
その時、一瞬だけ小野君の表情が引きつった気がした。
小野君は鳴り続ける携帯を渋々手に取ると、耳に当てた。
「……あ?何だよ。今、土手。……は?聞こえねぇよ。でかい声で話せ」
相手が誰なのか少しだけ気になったけれど、それを聞くことはできなそう。
電話で話しているうちに、小野君の機嫌がどんどん悪くなっていくのを感じた。
「無理だって言ってんだろ。お前に誰といるか言う必要はない」
声のトーンが低くなり、小野君の眉間に濃い縦皺が浮かぶ。
「だから女じゃないって言ってんだろ」
小野君には隣にいるあたしが女に見えないんだろうか。
その時、ふいに直人君の言葉が頭をかすめた。