王様彼氏とペットな彼女!?~Heart Breaker~
キスは次第に激しくなり、小野君の舌があたしの舌に絡みつく。
必死で応えようとしても、経験の少ないあたしはすぐに息が上がる。
「んっ……」
首にキスを落とされ体がピクっと震える。
くすぐったいようなもどかしいような不思議な感覚が体中を駆け巡り、思わず体をよじる。
すると小野君は器用にYシャツのボタンを外していった。
「小野君……ちょっと待って……」
「なんだよ」
「あの……えっと……」
「もう待てねぇよ」
小野君の声にいつものような余裕は感じられなくて。
あたしはギュッと目をつぶり漏れそうになる声を必死で堪えた。