二次元少女@
プロローグ
「うるさい、だまれ、あんた死にたいの?死にたくないなら話しかけないで」

「死にたくないが、話しかけたい場合はどうすればいいんだ!」

「死ぬしかないでしょ」

「えぇ!」

どすっ

「うぐっ・・・ハァハァ・・・萌、みっみぞおちは卑怯だぞ・・・」

「卑怯もへったくれもないわよ!しかもなにちゃっかり呼び捨てしてんのよ!この名無し!」

「俺の名前は・・・」

げしっ

「言わなくていい!覚えたくもないし!」

「かはっ!俺の名前はおぼえやすいんだぞぉ!!!」

「どうせ田中とかそーゆー名前でしょ!?逆に覚えづらいんだボケ!」

「名無し君…ハァハァ・・・ふっ服が乱れてる・・息も荒い・・・最高のシチュエーション!」

「いっ入江!」

「名無し君これ以上やれば体がもたないよ?ほら僕のほうにきて!僕流の治し方で、怪我治してあげるよっ。ハァハァ」

「俺の名前は名無しじゃねぇ!ハァハァ・・・ってか入江なんで息が荒いのっ!?こわいって!」

「えぇ~?僕のどこが?健全健康なBL男子だよ?」

「その時点でおかしいよ!」

「ハァハァ・・・BL男子の片思い・・・イイ!」

「萌なにいってんの!?」

「呼び捨てするなっ!名無し!」

ゲシッッ

「うぐぁぁっ」

「入江くん、私応援してるからね!もっと名無しといちゃいちゃしてね!」

「ありがとう萌さん!」

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