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合格発表の当日、気が気じゃない俺に反して、慎吾とまりはのほほんとしていた。
「ねぇ、掲示板の前で写メ撮れるかな?」
まりがピンクのマフラーを巻きながら言ってきた。
「お前、番号あるかないか分かんないんだぞ。」
俺がそう言うと、慎吾がすごい速さで反撃してくる。
「何言ってんだよ!あんだけ勉強したんだぞ!まりも、俺も大貴も。受かってるに決まってるじゃんか。」
「そうだよねー。まったく大貴は・・・」
何だよ。俺は悪者かよ。
そう思いつつ、答える。
「だな。受かってる。受かってる。」
「大事なことだから2回言いましたー。」
中2の頃流行ったCMの真似をする慎吾。
「ハハッ」
不覚にも笑ってしまった。
そして到着したN高は、すごい人だった。
校門をくぐると人が一点に集中してて、あそこに掲示板があるんだとすぐ分かった。
心臓がドキドキする。
「緊張すんなー。」
緊張してない様子の慎吾。
まりは一言も話さない。
掲示板に近づいて、番号を確認する。
テストを受けたクラスごとに紙が貼り出されているらしく、俺たち3人はそれぞれ違う掲示板の前に立った。
「ねぇ、掲示板の前で写メ撮れるかな?」
まりがピンクのマフラーを巻きながら言ってきた。
「お前、番号あるかないか分かんないんだぞ。」
俺がそう言うと、慎吾がすごい速さで反撃してくる。
「何言ってんだよ!あんだけ勉強したんだぞ!まりも、俺も大貴も。受かってるに決まってるじゃんか。」
「そうだよねー。まったく大貴は・・・」
何だよ。俺は悪者かよ。
そう思いつつ、答える。
「だな。受かってる。受かってる。」
「大事なことだから2回言いましたー。」
中2の頃流行ったCMの真似をする慎吾。
「ハハッ」
不覚にも笑ってしまった。
そして到着したN高は、すごい人だった。
校門をくぐると人が一点に集中してて、あそこに掲示板があるんだとすぐ分かった。
心臓がドキドキする。
「緊張すんなー。」
緊張してない様子の慎吾。
まりは一言も話さない。
掲示板に近づいて、番号を確認する。
テストを受けたクラスごとに紙が貼り出されているらしく、俺たち3人はそれぞれ違う掲示板の前に立った。