恋愛=罰ゲーム×嘘
初デート

ケンカ


鈴木くんと付き合うことになって一週間。


一緒に毎日に帰っていて、それを翌日にみんなにからかわれて、…っていう日が続いていた。


「鈴木氏とはデートしないの?」


「はっ!?」



「あんな、鈴木氏とデートすんのは俺が許さねえぇ!!」


「なんで南が許さないのよ」


榛名に突っ込まれる。

あ、南は私が好きなんだ…。


キスしたときの感覚を思い出すと、顔が赤くなる。


「なに顔赤くなってんの?」


和真が顔を覗き込んだ。


由理子と榛名と南は3人ではしゃいでいて、私と和真がしゃべっていることに気づいていない。


「もしかして鈴木氏とデートする事妄想してたとか?」


「んなわけない」


「……んな真顔でゆーなや。鈴木氏かわいそ(笑)」



私は机に顔を伏せる。


私の方がかわいそうだよ…。
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