恋愛=罰ゲーム×嘘
いざ、デート!!
デート当日。
鈴木くん、2時に桜木公園って言ったのに…。
「もう10分もたってるよ……」
交通事故にでも合ったのかな?
ただの寝坊かな?
不安が募る。
携帯を開いたり、閉じたり。
落ち着きがなかった。
「みもりさーんっ!」
鈴木くんの叫び声が聞こえた。
「鈴木くん!」
すると、私の真ん前で石につまづいてメガネが落ち、そのまま鈴木くんは倒れた。
「だっ大丈夫?!メガネ落ちたよ?」
鈴木くんは起き上がる。
「………かっ……かっこいい」
鈴木くんがメガネはずすと、すげえかっこいい!!!!!!!
「美森さん?メガネは?」
「……返したくない」
「はぁ?」
「だって、かっこいいから…メガネはずすと」
鈴木くんの顔は真っ赤。
座り込んでいる私を通行していく人たちがじろじろ見る。
「みっ美森さんも……洋服…かわ…かっ……かわっ…かわいいですよっ!」
「ぶっ」
私は思わず、吹き出した。
「なに笑ってるんですか!?」
「かわいい!鈴木くんの方が(笑)。いこっ!デート」
鈴木くんはうなづいた。